すだちの収穫も5年目に突入!
今まで、みかんのお話はしてきたのに、どうしてか、すだちの話は一度もしたことがない。唯一登場したのが、小杉湯さんの風流風呂(現在はもったいない風呂)☟
徳島と言えば、みかんというより、すだち。すだち生産の約98%が徳島である。もちろん県民の食卓には欠かせない香酸柑橘(香りや酸味が強く、果実すのものを生食するのではなく、薬味や風味付けのために料理等に用いられることの方が多い柑橘)不動の第一位と言っても過言ではないすだち。
そんな県民に愛されているすだち。あおとくるでは40本程栽培している。
そもそも、すだちって?
8月~9月が旬のすだち。レモンやゆず、かぼす等と同じ香酸柑橘。香酸柑橘はいわゆる料理に絞りかけて用いる柑橘類のこと。高知県では酢みかんとも呼ばれている。
すだちは、もともと食酢として使用され、酢橘(すたちばな)と呼ばれたのが由来で、現在のすだち、という名称になったそう。
大きさは1個だいたいピンポン玉くらいのサイズ。よく間違えられる大分特産のかぼすは、すだちの3倍くらい大きいテニスボール大のサイズだからね。是非スーパーや八百屋さんで見比べてほしい!
すだちってどうやって栽培しているの?
すだちは常緑樹なので、年間を通して畑に植わっている。草刈りなどの園地管理に加え、みかんの木と同じタイミングで春夏秋それぞれ時期に適した配合の有機発酵肥料の散布・そして、病気果が増えてきた場合は春先に殺菌剤と、木を枯らしてしまうカミキリムシが増え始めた6月くらいに樹幹への殺虫剤を散布しているよ。
5月上旬に白い花が咲いて、それから実がなり、8月中旬から9月中まで、収穫が続く。
収穫は2人で朝から夕方まで収穫して、ようやく2本終わるか終わらないかくらい。みかんと比べて実も小さいし、木には小さいトゲがあって、ちくちくして痛い。木の中に身体を突っ込むと着ているパーカーが破れちゃう時も。夏場だから暑いし、蚊はもちろん、アブやブヨも襲い掛かってくるよ。でも、この時期に収穫しないと、実が熟して色も黄色になって出荷できなくなっちゃうから頑張って収穫するんだ。
すだちは年間を通して出荷されてるんだけど、あおとくるの場合は露地栽培という、ハウスを使わない屋外での栽培をしているので、出荷は収穫期と同時期。
でも、すだちって年間を通してスーパーでも見かけるよね。何でか知ってる?
なぜ年間を通して、すだちを楽しめるのか?
3月から8月までは、ハウス栽培のすだち。
8月から10月にかけてが露地もの。←あおとくるのすだちはコレ
11月から翌3月までは、露地で栽培されたすだちが専用の冷蔵施設で貯蔵された、貯蔵ものが出荷されている。
こんな感じで、ハウス技術や貯蔵技術ってもんがあるから、年間を通してすだちを楽しめるようになっているんだよ。すごいよね。
おうちですだちを楽しもう!
爽やかな香りと酸味で、今では我が家の食卓に欠かせないすだち。気温が上がってくる7月になると「すだちは、まだか」と実を確かめに行ってはがっかりする日々が続きます。8月になって、ようやく実が太り始め、使い始められるぞー!となってからは、何にでもすだちを絞るようになったよ笑
それでも、いまいちイメージが合わない方もいると思うので、あおとくるのWEBショップですだちを購入してくれた人には、すだちの活用方法やレシピが掲載されているミニ冊子を付けてるよ。手づくり感が満載の豆本だ(笑)
すだちがある暮らし
すだちはこういった効能だってある。食すのはもちろん、お風呂に浮かべてもいいよ。
すだちがあるだけで食卓が華やぐ。とにかく最初は何にでも使ってみることをオススメする。そうすることで、すだちがある生活が当たり前のようになるはず。
今年の夏はすだちデビューしよう!