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あおとくるのみかん日誌 ― 8月まとめ ―(というか今更ながら月誌やん)

月のほどんどが雨降りだった7月と異なり、8月はまとまった雨が1日しかなかったという驚異的な日照り!私たちが就農して初めて迎えた干ばつ。私たち的には危機的状況に見舞われたひと月でした。

干ばつ、やばい。みかん、実が太らない。みかん、木弱ってきた。どうしよう、最悪枯れる…かもorz

干ばつの話は後半に。それでは、8月作業まとめ!

2020年8月の農作業

8月は作業が盛りだくさん。さ、張り切って行ってみよう。

8月前半

7,8月と計4回ほど提出のタイミングがある☝

みかんの木を枯らすという悪事を働く、みかん畑のおたずね者ゴマダラカミキリムシの提出。私たちが暮らす徳島県・勝浦町では、農業振興対策事業の一環として、1匹50円で買い上げてくれます。

☝こんな感じで、決められた日時に所定された場所で役場の方が捕獲数を確認してくれます。そして、その場でお買い上げという流れ。毎回営農指導員の方がいらっしゃるので、提出ついでに営農相談もできちゃいます✌

私たちの地域みたいにカミキリムシを買い上げている地域はあるのだろうか…。こういう事業がなくても、カミキリムシは捕まえて退治していくんだけど。今年は100匹以上捕獲したので、ゲーム1本買えちゃうという嬉しい臨時収入。ありがたや。

夏空の下、収穫。光の関係で色黒に見えますが、彼は元々色黒なのでご安心ください笑

そして遂に、徳島と言えばすだち!あおとくるでもすだちが40本程植わっているので、すだちの収穫と販売を開始しました。今年は5年目にして初めてすだちに関してブログを書いたので、こちらもお時間あれば読んでみてください☟

8月中旬

梅雨のたっぷりとした雨ですくすくと成長した雑草を刈る!ただ、日差しが異様に強いので、地面が乾き過ぎないように、刈り過ぎないように草を刈る

草刈りが終わったら、有機石灰を散布

あおとくるのみかんは貯蔵して熟成してからの出荷になるので、この時期に有機石灰を施用することで貯蔵性や耐病性の向上を狙います。

見た目は白い砂

石灰は☝こんな感じの白い粉です。牡蠣殻から出来ているので、おそらく鶏小屋の周りに撒いたらピヨたちが食べるでしょう。しないけど(笑)

ほんのり白くなっているところが有機石灰を撒いたところ。

こんな感じで木が養分を吸う根が張っている周りに撒いていきます。みかんの木はもちろん、基本的に樹木は根の先から肥料を吸収するので、幹に近い所ではなく、枝の先端の下ぐらいの地面に施肥していきます。有機石灰も肥料と同じように、石灰の中に含まれている成分を木に吸収してもらいたいので、同じように木の周りに散布していきます。

8月下旬

夏空。空はキレイな青色だが、めちゃくちゃに暑い。日差しの下にいれない…。

雨が…全く降らない…orz もともと勝浦は山の中の町ということで、雨が多い地域。潅水の設備もありません。周りの先輩農家さんを見ても、あまり焦っていないような…。

最後に降った、まとまった雨から20日経ち、みるみるうちにみかんの木が弱ってきた(;´・ω・)みかんの実もなんだか小さい( ;∀;)

私たちは焦りました。天気予報や雨雲レーダーにことごとく裏切られ、精神的に不安定になった夫は、

https://twitter.com/k_mio/status/1298103509502406657

雨ごいをはじめた。本人は至って真剣である。それでも、雨は降りません。友人に相談したら、何か楽器を鳴らしたらいいんじゃないか、と。「そうだ、うちにはジャンベがあるじゃないか!」

https://twitter.com/k_mio/status/1298479861049126913

それでも、雨は降りません。むしろ、私たちの地域を避けるようにして雨雲が発生しては、目の前で消えていきます。彼の雨ごいは、別の地域には効果を発したようです。

見かねた私が逆さのテルテル坊主を作りましたが、

もはやもう神頼みするしかないのか…。テルテル頼む!

それでも、雨は降りません。こんなにも雨を臨んだ時は初めて!待てど祈れど雨が降らないので、見かねた我々は潅水を始めました。

無情にも晴天。背中から哀愁が感じられます。

手作業で水を撒いていきます。そう、ご覧の通り、1本1本、ね。人口的な虹も見れたよ。

わーキレ―(棒読み)

なんとなーくだけど、水やりをして、ちょっとだけ木が元気になった気がする。でも実際のところ、この干ばつが最終的にみかんの木や実にどの程度影響を及ぼすのかは分からず、不安!ただ確実に言えることは、みかんの木々に枯れ葉が目立つし、葉っぱの色が黄色くて、一部の木の実はぶにっとしてる。これは今年のみかんの収穫量に影響するだろうし、来年はどうだろうかと考えると危機的な状況であると言えると思います。でもまあ、やれるだけのことはやった!いや、でももうちょっと早く潅水すれば良かったかも、と後悔はありますが、また干ばつが起きたときにはしっかりと対応できると前向きに考えておきます。

手作りで潅水チューブも作っちゃったしね。劣化した防除ようのホースに穴を開けました。

ちなみにテルテル坊主なんだけど、家の中に吊るしてあるから効果がないのかな?と思って、玄関先に出したら台風が発生!「効きすぎた」と慌てて家の中に戻しました。そしたら徳島は反れました。でも非常に強い勢力の台風も四国の下で発生なんかしゃちゃって。いやいや、雨は求めてるけど、そういうことじゃないんだ。適度に雨降れよ!と心の中はすでに台風な私たちです。どうやら雨が続きそうなので、8月末に防除を実施しました。雨が病気の発生を助長するからね。雨が続く前に、しっかりと対策しておく。

早朝8時。すでにカンカン照り。

高温下での散布は薬害が出やすいので、8時過ぎからどんどん気温が上がってきてしまう8月は、朝4時起き→5時開始→8時終わりで防除を実施!8月の薬剤は病気対策で殺菌剤と展着剤のみ。本当は夏季に発生するハダニ対策でダニ剤も予定していたんだけど、酷暑でダニもいないという…。人間はもちろん、虫もこの暑さにはまいっちゃうみたい

さて、8月が全く雨が降らなかったので、すだちの実太りが遅く、出荷が全然できていない状況だったので、9月は本格的にすだち三昧な毎日になってほしい!いや、なってくれないと困る!

それでは、また来月!

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ABOUT US
みお
1987年埼玉県生まれ。早稲田大学で映画を専攻。卒業後は、IT企業の企画営業を経て、某芸能事務所で広報宣伝を担当。現在は夫と共に農作業、古民家の改修を行いながら、ゲストハウスのロゴ制作などデザイン面を担当。無類の猫好き。愛猫あおとくるは目に入れても痛くないほど溺愛。若干あおに煙たがられている。旅好き。あおとくるオーナー代理、主にあおとくるのお世話係。