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グッモーニン、植物たちーあおとくるのみかん月報3月ー


桜も開花して、すっかり春。3月後半はじわっと汗が出る程の気温で、もう冬は終わり、というか夏が迫ってくる!とさえ感じる日もありました。そうして気温がぽかぽかと上がってくると、休眠していた植物たちが一気に起きてきます。まさに、生命の息吹!

3月は市場の出荷から、いよいよ畑作業に本格的にシフトしていく月。みかんの出荷がひと段落して、ゆっくりできるんじゃないですか、というイメージがあると思いますが、3月下旬から4月中旬にかけては作業が割と混雑しているんですよ。しかもね、雨も降りますから、予定が押したりとかしちゃうわけです。

というわけで、3月の作業を振り返っていきますよ。

2021年3月の農作業

3月上旬~中旬

2月下旬から始まった、みかんの市場出荷。どんどん温かくなる日々!みかんの品質を保つのも至難の業になってきました。鮮度がキープできるうちに全ての出荷を完了するべく邁進する日々。出荷前にはみかんの状態を確認し、万が一、味が落ちてしまった場合は出荷しないという決断をするので、全てのみかんを全て出荷できるよう逆算して出荷スケジュールを立てています。とはいえ、雨天の際は出荷作業ができないので、天気予報と睨めっこしながら、適宜スケジュールを立て直しながら、今年も無事全てのみかんを送り出すことができました!パチパチパチパチ

後半は昔ながらのせいろ式の貯蔵庫からの蔵出しでした。実は、我が家にある貯蔵庫では、みかんが入りきらず、家から離れた場所にある貯蔵庫をお借りしています。こちらの貯蔵庫は立地が非常に良く、みかんの持ちが非常に良い!みかんも最後までぷっりぷりでした。貯蔵庫は立地によって、貯蔵性がどうしても左右されるので、今は使っていないから、と、こちらの貯蔵庫をご厚意で貸していただいて、とても感謝しています。

みかんが必要以上に乾燥しないよう、せいろ一枚一枚に新聞紙をかぶせています。貯蔵庫からみかんを出す時は、みかんの鮮度が必要以上に落ちないように、丁寧にせいろからコンテナに移し、選果場まで運んでいきます。

せいろの底にも新聞紙を敷くことで、乾燥を防ぎつつ、中で腐ってしまったみかんがあっても、下のせいろへの被害を防ぐ役割も。

こんな感じで、新聞紙が、下のせいろへの被害を抑える役割もしてくれます。腐ってしまったみかんのまわりのみかんはタオルで丁寧に汚れをふき取ります。こうしてコンテナに移したみかんは、選果して市場へと運ばれ、スーパーや八百屋さん等の店頭に並んだりして、みなさんの元へ届くのでした。

3月中旬

みんな大好きチャンドラポメロ!今年は寒波を避けるために、雪が降る前に収穫しました。これは私たち自身、初めての試みで、ちゃんと果肉がピンク色になってくれるのか、味はどうなのか、実は腐らずにいてくれるのか、とてもとても不安でした。もしかしたら販売できないかも、というのが頭をよぎりました。2月中に確認した時は、まだ果肉はピンク色になり始めているかな~?程度で、味もまだまだだな、という感じ。楽しみにしてくださっているファンも多いので、なんとかチャンドラ頑張ってくれー!と思っていました。そうして、3月上旬に再度確認したら、果肉は果実によって個体差はありますが、ほんのりピンクに色付き、香りも味もいける!とホッと一安心。販売することができました。まずはサイズ別に分けながら、実の状態を確認します。

今年は早くに収穫をしたので、貯蔵中にお亡くなりになってしまったチャンドラが多かったです。そのため、販売できる数が少なく、すぐに売り切れてしまったので、来年度は寒波の影響なく、収穫を迎えられたらいいなあと願っています…!今年は雪の影響を受け、対策していたにも関わらず夏みかん(甘夏)は全滅(+o+)

冷害で落ちてしまった夏みかんはそのまま園地で分解され、畑の肥やしとなってくれるでしょう。なんとか樹についている実も、一度凍ってしまったので、果汁がなくなり、中がスカスカ。まるで皮を食べているようで、販売できるような品質ではありません。夏みかんも収穫してしまえば良かったかもしれません…悲しいですが、また一つ学びました。

3月下旬

4カ月ぶりの草刈り!グッモーニン、植物たち!気温が上がる度に、にょきにょきと春の草たちが伸び始め、いつの間にやら大きく成長していました。4月上旬には施肥(肥料まき)を予定しているのと、剪定や木の植え替え作業がしやすいように、まずは草刈りから始めました。

みお
今まで電動式草刈り機を使用していたのですが、電源が確保できない畑もあるので、一番軽いエンジン式の草刈り機に買い換えました。
青いのが夫のグレードの高い草刈り機。赤いのが新しく購入した一番軽い草刈り機

草刈りがひと段落したところで、カミキリムシに入られる等で弱ってしまったみかんの木を伐採し、4月上旬に苗木を植えるべく準備をします。伐採した木々を畑に置いておくと主に草刈りの時に引っかかったりと作業がしにくかったり、足元が悪くなり危ないので、しっかり!回収します。

場所によって軽トラで一気に回収します。軽トラ便利…

回収した木々を置いて、長い時間をかけて自然に帰すようなスペースが我が畑内にはないので、こうしてまとめて一気に燃やします。春先の恒例行事!山々に狼煙が度々見えるのは、農家がこうして焼いているからなんですね。

周りの木々等に引火しないよう注意しながら、燃やしていきます。結構な火柱が立つんだけど、ニワトリたちは臆することなくマイペースに過ごしています。こちらは結構がんばって燃やしてますけどね(笑)

過ごしやすい気温になってきたからか砂浴びをよくしています。

太めの枝(というか幹?)は、サウナ用の薪にします。グリーンウッドワークに携わっている友人がいるので、伐採したみかんの木々を提供しました。彼女は、年明けに剪定したビワの木もお持ち帰りしていたんだけど、なんと、素敵なコーヒーメジャースプーンに作って、持ってきてくれました。ビワの木って、とっても緻密☟木材としてビワを見たことがなかったので新たな発見でした。ありがとう!みかんの木のその後も楽しみです。

全くやすりをかけていないのにこのツルツル!無着色!これからコーヒーのオイルで育てていきます。

3月を終え、4月へ

約2カ月半の出荷作業を終え、植物たちも冬眠から目覚めた春。私たちも畑作業を再開しました。4月はみかんの苗木を植えたり、春の肥料が待っています。草は、また雨が降ったらすぐに成長するので、また刈って、今年度初の防除もしないと。雑木もまだまだ切りたい!暑くなる前に!出荷作業とはまた違う筋力を使うので、しばらく筋肉痛になりそうですが、過ごしやすい季節なので作業は捗りそうです。2021年度産のみかんも、皆さんの元へ無事お届けできるよう、チームあおとくる一丸となって頑張りますよー!えいえいおー!

そう言えば、先日の黄砂は過去6年間で一番濃かったです。遠くが霞んで、空全体が霞みがかってます。分かるかな?☝

それではまた、4月作業まとめでお会いしましょう!

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ABOUT US
みお
1987年埼玉県生まれ。早稲田大学で映画を専攻。卒業後は、IT企業の企画営業を経て、某芸能事務所で広報宣伝を担当。現在は夫と共に農作業、古民家の改修を行いながら、ゲストハウスのロゴ制作などデザイン面を担当。無類の猫好き。愛猫あおとくるは目に入れても痛くないほど溺愛。若干あおに煙たがられている。旅好き。あおとくるオーナー代理、主にあおとくるのお世話係。