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みかんたち、またね!-あおとくるのみかん月報1月~3月みかん出荷編-

2023年1月1日午前0時、あけましておめでとうございます!のご挨拶と共に、あおとくるでは毎年恒例、熟成みかんの予約受付がスタートします。

熟成みかんの蔵出しは、毎年何日からと決められません。その年毎に、糖度と酸度のバランスが良くなったタイミング蔵出しをしているため、頃合いを見計らって味見をしながら(うちのみかん王子にとってはつまみ食い?笑)そうして蔵出しの日が決まります。おおむね1月中旬以降が目安ですが、その年によっては1月下旬からの蔵出しとなるため、注文から発送まで、皆さんにはのんびりとお待ちいただくことになります。

みんなが待っているとはつゆ知らず、それぞれのペースで熟成をしていくみかんたち

みかんたちの熟成を待っている間は、みかんを入れる段ボール箱にスタンプを押したり、毎年恒例のみかん通信を発行したり、蔵出しを迎えるまで、出来得る限りの準備を行っていきます。

みかん通信に添えている一筆、今年は場所が分かりにくかったみたいで、来年度は分かりやすいよう工夫したい。

もう出荷だから畑作業ないんでしょ?と思われるでしょう。否!今年度もね、ダニの被害があったので、蔵出し前の1月上旬に物理攻撃のオイル散布を実施したよ。害虫たちが越冬しないよう対策は怠りません。次年度にダニたちを持ち越さん…!!(頼む、効いてくれ…!!

もちろん、こんな寒い日にはやらない。やったら死ぬ😂

収穫中も雪が降って、その時は5cmも積もってたし、今年度の冬は雪が多かった印象です。寒すぎると蔵の中が冷えて、熟成中のみかんたちが蔵の中で凍ってしまう可能性があります。マイナスの気温が何時間も続くような予報が出る度に、冷気が貯蔵庫の中に入らないよう、扉や小窓等の隙間がある部分を毛布でおおったり、貯蔵庫の前に冷気が入らないようにブルーシートで風の通り道を塞いだり、できることを精一杯しました!

貯蔵庫の前をブルーシートで被うの巻。

結果、みかんが凍ってしまうという被害もなく、貯蔵庫の気温も保つことができ、無事熟成が完了しました。いよいよ蔵出し!一時はどうなるかと心配になって、貯蔵庫の前で夜な夜なストーブつける?焚火する?って血迷った案も出てたけど😂

熟成みかんの蔵出しから梱包して発送するまで-1日の流れ-

ありがたいことに、熟成みかんは1年に1度の販売となるため、注文がとても集中します(ありがてえ、ありがてえええ…)みかん王子と2人で蔵出しをし、美味しそうな実をひとつひとつ選んで丁寧に箱詰めをしていくので、どうしても1日40件くらいが限界です。

午前

その日に発送する伝票を確認した後、発送する数分の段ボールの組み立て

貯蔵庫の中で、みかんを選別。外に出すと、外気温との差で多少なりともみかんが弱ってしまうので、蔵の中で選別。暗いし寒い

午後

選別したみかんたちを蔵出し。箱詰めする時も実を最終確認しながら、丁寧に箱詰めをしていきます。

みかん通信や、セットの場合はレモンやオレンジ等を詰め詰め。伝票と注文が合っているかを最終確認して「無事に届けよ~」と念を込めながらww封をしたら荷造り完了!

車に積んで、17時までに郵便局へGO!発送した後は、伝票を1件1件再度確認しながら発送連絡を皆さんにしたら完了です。

という流れで、午前中に発送するみかんを選別して、午後に蔵出しして発送しています。

1日40件ずつしか発送できないので、今年も予約注文してくださった皆さんをとてもお待たせしてしまいました。それでも毎年楽しみに待っていてくださって、本当にありがたいです。

今年度のみかんは大きいサイズが多く、食べ応えがあってジューシー!後味はさっぱりとした味わいが特徴でした。昨年度よりも多くの皆さんに広く届けることができ、あたたかい感想ばかりいただきました。ありがとうございました。来年度もみかんたちと力を合わせて、美味しいみかんたちを届けたいです。いや、届けます…!!!!

2月後半からは市場出荷

WEBショップの受付が終わる頃に、今度は市場出荷が始まります。

徳島中央卸売市場。とてつもなく広い…。ここに青果がやってきて各地に運ばれていきます。

今年度のみかんは天候の影響を受け、全国的に大玉傾向!あおとくるのみかんたちも大きいサイズの子たちばかりでした。皆さんがスーパー等で見かける袋に入っているみかんたちは、だいたいS~Lサイズ。しかし、今年は異様なほど2L~3Lサイズのみかんばかりでした。

とにかくでかい。このくらいのサイズばっかり!

市場出荷では、需要と供給の関係で、大きさ(サイズ)がとても重要になります。一般的にスーパーで袋詰めされているS~Lサイズが、当然のことながら需要が大きいです。2L~3Lサイズになると、袋詰めするにしても、今までの袋のサイズでは入りませんよね。もちろん、大きいサイズが欲しいという取引先もあれど、大多数がS~Lサイズを求めている。当然のことながらS~Lサイズ以外の需要は減ります。これすなわち、市場ではS~Lサイズ高値でやり取りされ、それ以外のサイズは当然のことながら安値で取引されるということになります。

今年は2L~3Lサイズばかり…ということは、1キロあたりの平均単価が下がります。平均価格が50円下がれば、たった50円かと思うかもしれませんが、これをt(トン)単位で計算してみてください。…どう?冷や汗出てこない?昨年は虫害で出荷できない実ばかりで悲しかったけど、今年はサイズのせいで厳しかった…!!

一生懸命栽培してきて、今年度は大きな虫害もなく、見た目もピカピカで努力の成果が報われた!って思ったけど、天候の影響でこんなにサイズがバカでかくなるだなんて…どれもデケェよって何度、つぶやいたことか…!自然のものとはいえ、厳しい。厳しいねえ…。サイズが大きいから、ドライ熟成みかんは作りやすいけどさ。けどもさ!

ドライ熟成みかんヨーグルト乗せ。うまい!

でももう、来年度のみかんづくりは始まってる…!!挫けず、やるべきことをやるのみ…!がんばる…!!どうか皆さん、引き続き宜しくお願いします…!!見守ってて!!!!そして良い天候を願って…!!

ちなみに、ドライ熟成みかん分のみかんは出荷せずに貯蔵庫で保管していて、少量ずつしかフードドライヤーにかけられないので、ちょっとずつちょっとずつ製造して在庫を切らさないようにしています。先日WEBショップを更新して、10個買うと1袋分お得というボリュームパックをつくりました!是非覗いてみてください☟下記バナーから飛べるよ☟

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ABOUT US
みお
1987年埼玉県生まれ。早稲田大学で映画を専攻。卒業後は、IT企業の企画営業を経て、某芸能事務所で広報宣伝を担当。現在は夫と共に農作業、古民家の改修を行いながら、ゲストハウスのロゴ制作などデザイン面を担当。無類の猫好き。愛猫あおとくるは目に入れても痛くないほど溺愛。若干あおに煙たがられている。旅好き。あおとくるオーナー代理、主にあおとくるのお世話係。