徳島の桜シーズンも終わり、春もこなれてきた時期になってきました。朝晩の寒暖差が激しく、私も夫も風邪気味になったり、私たちの周りでも体調を崩している人がちらほら見受けられましたが、季節の変わり目ってどうしても体調を崩しがちですよね。日中が温かいので薄着になりがちですが、まだまだ朝晩や雨の日は気温がグッと下がります。
徳島は南に位置しているので、すでに日中は日差しが強く感じられます。朝晩寒かったにも関わらず、農作業をしていると、無風の日はじわじわと汗ばみます。
そんな風に季節の変化を感じる毎日です。それでは、4月の農作業を振り返っていきますよ。
2021年4月の農作業
4月上旬
近所にある老舗肥料屋さんから、春肥えが届きました!今年もどどーーーーーん!
一袋20kgのペレット状の肥料が入ってます。肥料は年3回。春、夏、秋とまいています。この作業のことを「施肥」と言うのですが、この施肥、実は私が個人的に最もキツイなあと思っている作業。というのも、この20kgの袋を持ち上げて、持ち運べるバケツに移す→約6.5kgの肥料を持ち歩いて木の周りをぐるりと一周して肥料を均等にまく→また肥料を6.5kg入れて補充するを3回ほど繰り返します。そしてまた新たに20kgの袋を開封して持ち上げて・・・を3回。
春は過ごしやすい気温なので随分とマシなのですが、気温が上がってからの施肥はキツイ…!20kgの袋を持ち上げるのは正直キツイし、6.5kgのバケツを持って平地ではない山中のみかん畑の中を歩き回るのも大変なのです。夫に大分助けられています☟(ありがとう!)
温かくなってきて、みかんのつぼみができていました。
4月中旬
施肥の後は、みかんの植え替え。毎年春のこの時期に苗木を園地に定植させます。
カミキリムシに入られてしまい、みかんの木の中を食い荒らされてしまった部分は養分が送れなくなり、その上は枯れこみが進みます。そういった枯れかけている木や古木を抜き、新木に植え替えることで、収量が減らないように園地の経営をしています。
先程の写真から1週間後のみかんのつぼみ。白い花弁も見えますね。大分、膨れてきました。
4月中旬~下旬
さあさあ、苗木の定植が終わったら、次は樹の剪定です。みかんの剪定時期は2月~3月と言われています。ただ、私たちはこの時期にガッツリ出荷作業があるので剪定できないんですよね。本当は剪定したいんですけど!苦笑
剪定は人間で言うところの散髪。枝が込み合ってしまうところは、風通しが悪く、害虫や病気が発生しやすくなってしまいます。また、良い実に育つように、枝葉のすみずみまで陽が届くようにと木の状態を見ながら剪定しています。
こうしてまた、ニワトリランドの横で火を焚くスケジュールが組み込まれるのです…(焚火担当より)
剪定は4月中旬から、園地を回って1本1本、仕上げています。4月の作業はほぼ剪定と言って過言ではない!4月中に剪定を終わらせたいので、施肥と定植を急ピッチで進めました。気持ちが急き立てられるから、何だか忙しかったなあ。
4月末のつぼみの様子。5月の開花にむけて、日に日々ぷっくりと膨れていきます。開花したら、今年度の防除のはじまりはじまり。来月も頑張るぞー!えいえいおー!
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