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あおとくるのみかん月誌-11月まとめ-

1年ぶり!ついに、みかんの収穫が始まりました!

晴れている日は基本的に毎日収穫な毎日で、朝はお昼の仕込みをした後に、日課の愛猫あおをひざに乗せたりなんかして過ごしていたらね、1日が早いのなんのって。月誌の存在をすっか…り……、いやいや、ちょっとね、失念してしまいました。12月1日に、「あっ!月誌!!!!」って、みかん採りながら叫んだよ。

とまあ、言い訳はここまでにして、11月作業まとめ、いざ~~~~

2020年11月の農作業

11月前半

みかんの収穫が始まるぞ!と、その前に。やるべき作業がてんこ盛りでした。

①在庫のすだち果汁を絞って、すだち酢。

すだち酢は、来年すだちが始まるまで宿で使う大切な調味料のひとつドレッシングに使ったり、すだちジュースの元になったり、とてもとても活躍するのです。

普段あまり活躍する場面がない、2曹シンクの細長い方が大活躍。すだちの洗い場に笑

包丁で真っ二つに切って、搾汁しました。途中まで、すだち1個まるまる果汁搾り器に入れて搾汁していたんだけど、手で搾った方が早いということに気付き、ほとんどを古典的な手法で搾りました。種はザルで濾す。1時間程搾り続け、すだち約20kgで瓶6本分、搾れました!保存する瓶はワインや日本酒等の瓶を使っています☟

再利用している瓶たちの不ぞろいな感じがまた良い。

搾りカスのすだちはお風呂に浮かべる。これは是非、皆さんにもやっていただきたい!余すところなく、すだちを堪能できるよ!お風呂から出た後も身体がぽっかぽかになります。すだちパワー!

風呂には原型をとどめているすだちを採用☝

是非来年はこんな楽しみ方もしてみてください。いつも約40個入りの1kgしか販売していないけど、それ以上の量の場合はご相談いただければ対応できる。皆、すだちいっぱい、使ってみようぜ!

②柚子の収穫

家に4本だけある柚子の木

みかん収穫の直前に収穫期をむかえる柚子。柚子はとても背が高いので、高枝切りばさみが大活躍。木のトゲがすだちに比べて凶器レベルで鋭い。トゲが長靴を貫通して足の裏に刺さったことがあるんだけど、本気で叫んだもんね。木に登っての収穫は危険なので、高枝切りばさみと脚立で収穫していきます。

あおとくるの柚子は、基本的に果汁を搾る工場に納品しています。そのため、見た目はあまり気にしなくて大丈夫なので、栽培期間中は農薬不使用。柚子自身のトゲで果皮が傷ついてしまって、長期保存には不向きなので、収穫したらすぐに出荷します。

③秋の肥料まき

春夏秋の年3回撒いている有機肥料。この時期は秋肥(あきごえ)と言われています。気温が低下するとみかんの根っこが休眠状態になって、肥料を吸収しなくなってしまうので、この時期に施肥します。秋の肥料は、樹勢回復と維持が目的だよ。1袋20kg入りを計64袋。園地にある全ての柑橘たちの周りに撒いていきます。

肥料は撒きやすいペレット状のものを使っています。以前、土に吸収されやすくて少し安いからと粉末状のものを購入して撒いたんだけど。それが…まあ…悲惨で笑

肥料ってやっぱり、発酵してて臭いんです。その臭い肥料の粉が全身に降りかかってくるの。もちろん、鼻の中にも入ってくる…ツラァ…というわけで、それ以後、我が家はペレット肥料です。成分的にはね、粉末状のものと一緒だしね。それでもペレット状の肥料を撒いた後は、手袋してたはずなのに指の先がほんのり臭いです。お風呂入っても臭い。

木によって色付きも違います。奥の木も、もちろん、みかんの木。むしろまだグリーン!

11月上旬のみかんは、まだまだ薄らオレンジ!もっと濃いオレンジ色になるはず…!(頼む!)

11

収穫前の貯蔵病害対策の殺菌剤を散布☟

葉っぱの表裏に薬剤をかけるというよりは、実にちゃんとかかるようにします。殺菌剤を収穫前に散布することで、貯蔵中に腐ってしまったみかんで他のみかんが連鎖的に腐らないようになります。もちろん100%防げるわけではないけど、やらないと貯蔵しているみかんがどんどん腐っていってしまうので、防除大事。収穫の1週間前には完了させているというスケジュールで進行しています。

軽トラからホースはスタートしている

防除はこーんな、長いホースでやってます。長いからね、とっても重いよ。

11月下旬

いよいよ、みかん収穫スタート!みかんもしっかり色付きました。

晴れの日は、がしがしとみかんを収穫していくのですが。雨の日や、その翌日に露が切れてなかったら、収穫はお休みです。濡れていると貯蔵性が良くないので、やらないよ。

11月中は日差しの下にいると、まだまだ汗ばみます。むしろ暑い…。家から少し離れたところにある園地はほとんど車が通らない道が間に挟まっているので、休憩時間はゴロンとできたりします。

☝こんな感じで、鳥に食べられているみかんは畑に落とします。鳥って嫌な奴で、食べるんなら仕方ないなって思うんですけど、みかんで遊んで、みかんをちょちょっと足で傷つけるんですよ。もちろん傷ついているみかんは畑に落とすか、ちょっとした傷なので、そっとポケットに入れて休憩時間に食べます。これがまた、鳥が選んでるのって美味いんだ笑

そんな鳥たちは、みかんの木に見事な巣を作っていたりします。収穫中は木に登るから、こういった鳥の巣を発見します。空き家だし、キレイだしさ、ついついコレクションしたくなっちゃうよね。とっても緻密に作られた鳥の巣は、見つけると感動しますよ~!

みかんの収穫はみかんを採り終わるまで。12月いっぱいまで続きます。次の月誌はみかん収穫について1日の流れをレポートする予定なので、11月の月誌はこの辺で。

ではまた、12月作業まとめでお会いしましょう~!!

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ABOUT US
みお
1987年埼玉県生まれ。早稲田大学で映画を専攻。卒業後は、IT企業の企画営業を経て、某芸能事務所で広報宣伝を担当。現在は夫と共に農作業、古民家の改修を行いながら、ゲストハウスのロゴ制作などデザイン面を担当。無類の猫好き。愛猫あおとくるは目に入れても痛くないほど溺愛。若干あおに煙たがられている。旅好き。あおとくるオーナー代理、主にあおとくるのお世話係。