全国床張り協会とは?
『ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方』(東京書籍、2012年)の著者、伊藤洋志氏が2003年に設立した、床張りだけができるセミプロ大工集団が全国床張り協会です。
床張りを通じて、日本、世界の住処を自分の手でつくっていく力を養いたい、という理念の下、床張りをしてみたい方や覚えたい方々に向けて、床張りを希望している現場でワークショップを開催している団体です。
「大工道具なんて持ったことがない」という人はもちろんのこと、「DIY程度ならしたことがあるけど、床張りは初めて」というやや中級者の方にも、しっかりインプットアウトプットして頂けるように教えています。そして一通りの流れを掴めば、見る見るうちに床が張れていくという…何とも気持ちが良いワークショップです。
全国床張り協会 徳島支部
徳島県内には改修しなくては住めないような空き家が増加しているし、それに伴って床張りの技術を習得したい人や床張りワークショップの依頼をしたいという人がいるはずであると潜在的なニーズを感じ、徳島支部を2017年4月に立ち上げました。
床張りワークショップの依頼方法
毎年4月~10月の間で、ワークショップでの床張りの依頼をお待ちしています!
【開催条件】
・ご依頼いただいたご自身様も床張りにご参加ください。
※ワークショップだけでは、ご依頼の床が張り終わらない場合もありますので、引き続きご依頼主様自身だけでも床が張れますよう技術を習得していただくことが良いと思います。
・杉板(あるいは他の材木でも床板として加工してある板材)での床張りを推奨しています。
【大まかな費用感】
・床材費(手配もご自身でしていただきますが、購入方法などサポートいたします!)
・支部員の交通費(ガソリン代)
・事務手数料(1~3万円※下見など現地での打ち合わせの回数に応じて)等です。
作業中のお昼の手配も依頼主様にお願いしています。
実施する床によって、大工さん(日当2,3万円位)やアシスタント講師が必要な場合がありますので多少費用は変わります。
【開催までの流れ】
1. まずはお問い合わせにて気軽にご相談ください!
※その際、現場写真や何畳か分かるような図面があればお知らせください。
2. ご依頼現場に下見と打合せに伺います。
※簡単なケースでは下見をしない場合もございます。
3. メールでやり取りをしていき、詳細を詰めていきます。
※床材、床材確保時期、実施日程などメールでやりとり(使いたい床材、仕上げ方を確定)
4. 日程が決まり次第、全国床張り協会のWebサイト等で告知していきます。
5. 参加受付
6. ワークショップ開催
参加者はこちらで募り、参加費用などは徳島支部が受け取ります。参加者の交通費は参加者負担となります。
【ワークショップ開催日程の大まかな目安】
張る前の床の状態によって日程や難しさ等が変わってきます。
・日本家屋で床板のみならず土台が朽ちている場合
→床下の基礎部分に関わりますので大工さんの指導が必要となります。実施面積によりますが、2泊3日が目安となります。
・畳のお部屋を板間に変える場合
→事前に畳は剥がし、処分しておいてください。実施面積によりますが、6畳一間の場合1日。15畳の場合1泊2日程度が目安です。
・フロアシート等を剥がしたベニアの下地に床板を張る場合
→事前にシート等は剥がし、処分しておいてください。12畳程度なら1日程度が目安ですが、1泊2日が好ましいです。
床を張ったことがない参加者が床を張りますので、大工さんのような完璧な仕上がりにはできません。ですが、参加者全員が真剣に取り組みますので、かなり精度が高いです。
ご自身で床張りをしたい、床張りの技術を習得したいという方は是非ワークショップの開催をオススメします。
床張り仲間が増えて楽しいです!一生使える技術が習得できますので、お気軽にご相談ください。